iPS細胞由来心筋、神経細胞で簡単に毒性評価が行えます!

いつもお世話になっております。
ニッケ・メディカルのメルマガ担当の中村耕一郎です。  


6月30日~7月2日に開催された日本毒性学会では、
弊社ブースに沢山のお客様がご来場いただけました。この場を借りてお礼申し上げます。
今月はそのブースで初お披露目した開発品を紹介いたします。


<心筋細胞と神経細胞の毒性評価に特化した培養皿>
・48ウェル、96ウェルの培養皿底面にゼラチン不織布Genocelをプリセット
・細胞懸濁液を播種するだけで簡単に3次元構造を作製可能

・通常の培養皿に比べて様々なメリット

          ⇩⇩詳しくは本文をご覧ください⇩⇩

心筋細胞用培養皿


 
特徴
・硬い培養皿ではなく、柔らかいゼラチン繊維の上で細胞が収縮しますので、
 より大きな拍動を観察できます。
・細胞はゼラチン不織布を構成する繊維1本の上に配向して接着しており、
 培養皿平面に等方的に広がった細胞よりも生体に近い形態をとります。
 培養した細胞は明瞭なサルコメア構造を発現していました。

・心収縮障害、組織の構造変化、ミトコンドリア毒性、催不正脈性、
 バイオマーカーといった様々な心毒性評価が可能です。

お客様の声

・拍動が大きく見やすいですね。(ブースでは動画を流していました)
・サルコメア構造がはっきり見えてすごい。

神経細胞用培養皿


神経細胞のクラスタードネットワーク構造
(iCell🄬 DopaNeuronsを開発品のGenocel🄬培養皿で培養)

特徴
・神経細胞の接着に必要な、しかし毒性のあるカチオンコートが不要です。
・細胞を播種するだけでクラスタードネットワーク構造が作製できます。
 ゼラチン不織布によって播種した細胞がふるい分けられて、培養皿底面に
 適度に分散したクラスターが形成します。その後に神経突起を伸ばして
 相互接続するためです。

・ゼラチン不織布が、煮物料理で使う落し蓋のように、
 細胞およびネットワークの浮遊を防止するため長期での培養が可能となります。


お客様の声
・上手な人が播種しないと細胞が一塊になってしまうけど、
 これならネットワーク構造が簡単に作製できそう。

・神経細胞は接着が弱く、意図しないところで剥がれてしまうことがある。
 長期で培養できるのはいいですね。

・神経細胞の発火がネットワーク全体で同期して起こっているのがすごい。 

 



どちらの器材に興味を持たれましたでしょうか?
心筋細胞     神経細胞

(詳細な解説を掲載いただいた和光純薬時報が開きます。)


今月もご覧いただき、ありがとうございました。

 
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